米兵士、演習合間に買い物タイム 市内見物楽しむ 東松島
米軍が航空自衛隊松島基地(東松島市)などで実施している大規模統合演習「バリアント・シールド」に関し、基地周辺の店舗では休日の8、9日、買い物を楽しむ兵士らの姿が見られた。市は「騒音の増加は困るが、市内での買い物は大歓迎」としている。
18日までの演習期間中、基地と周辺の宿泊施設には米兵士など約100人が滞在する。兵士らは演習初日の7日に到着した。
基地そばの菓子・パン店「大勇堂」には8日朝、Tシャツなどラフな姿の兵士約10人が訪れ、どら焼きやまんじゅうなどを購入した。同店の大村さち子さん(69)は「ありがとうと日本語であいさつをしてくれ、愛想が良かった。怖い感じはなかった」と振り返った。
「ファミリーマート矢本航空自衛隊前店」には7日夜から、兵士とみられる外国人の買い物客が来ており、飲料水やコーヒーなどがよく売れるという。
市復興政策課の大久政信課長は、騒音状況の変化など住民への影響を調べているとした上で「米兵が地元の商店や飲食店を利用し、経済効果が生まれることは歓迎したい」と述べた。
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