演習参加中止を 有志団体、松島基地に申し入れ
米軍の大規模統合演習「バリアント・シールド」が始まったことを受け、県内有志の団体「とめよう戦争への道!百万人署名運動・県連絡会」は10日、自衛隊の演習参加を中止するよう航空自衛隊松島基地(東松島市)に申し入れた。
立石美穂代表(64)=仙台市青葉区=ら6人が基地を訪れ、申し入れ書を玉川英樹渉外室長に手渡した。
申し入れでは、演習について「敵基地攻撃能力の保有を含む安保3文書の改定を実践するもので、日本の軍事大国化が懸念される」と指摘した。
立石代表は「各地で戦闘が続く国際情勢で、演習は軍事的緊張を著しく高める。参加中止を検討してほしい」と訴えた。玉川室長は「上級部隊と内容を確認したい」と答えた。
団体は同日、東松島市役所に演習参加に反対するよう申し入れた。
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