土砂災害防止月間 石巻地方3市町で点検パトロール 警戒斜面のリスク、判定
6月の土砂災害防止月間に合わせ、県東部土木事務所は、石巻地方2市1町で点検パトロールを行った。近年は短時間に激しい雨が降るケースが増えたのに伴い、全国的に土砂災害が頻発していることを踏まえ、警戒が必要な斜面の災害リスクを調べた。
6日は県砂防ボランティア協会の会員や、県、市の職員ら計18人が、石巻市南境や東松島市西福田など計5カ所の斜面で、亀裂がないか、湧き水が染み出ていないかなどを確認し、危険度を判定した。県によると、いずれもすぐに心配される危険性はなかったという。
県東部土木事務所の担当者は、警戒区域に指定されていなくても、土砂災害の恐れがある場所は多数あると指摘。その上で「ハザードマップや県のホームページを見て、身近な場所の危険度を把握してほしい。気象情報に注意し、豪雨になる前に早めに避難してほしい」と呼びかける。
11日には女川町の4カ所の沢を点検した。
県は梅雨入りする6月を土砂災害防止月間として例年、警戒区域などで点検している。
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