松島基地・大規模演習 米空軍F16、2機が飛来 空自戦闘機と訓練へ
米軍が航空自衛隊松島基地(東松島市)などを拠点に7日から実施している大規模統合演習「バリアント・シールド」で、米空軍のF16戦闘機2機が13日、松島基地に飛来した。空自戦闘機との共同戦闘訓練を行う予定。
防衛省が同日、同基地でF16の到着を報道陣に公開した。F16は午後5時過ぎから着陸し、空自隊員らが格納庫前に整列して歓迎した。
地上要員約100人も既に同基地に展開している。同日は在日米軍司令官リッキー・ラップ中将も同基地を視察した。
松島を拠点としたF16の戦闘訓練は14日以降、洋上の訓練空域で行われる見通し。自衛隊が同演習に参加するのは初めてで、F2戦闘機など松島基地の所属機は参加しない。
防衛省は空自戦闘機との共同戦闘訓練について、10~14日と17日に実施すると説明していた。松島基地へのF16の移動は当初10日に予定していたが、同日までの統合幕僚監部への取材によると「米軍側の運用の都合」でずれ込んだ。
県や市は演習期間中、騒音測定器の増設など騒音対策を強化する方針。
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