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書に子どもの個性 桜梅桃李書道展、17日まで 女川

夢や古里への思いを表した力作が並ぶ会場

 女川町女川小児童の作品を集めた第2回桜梅桃李書道作品展(桜梅桃李会主催)が町まちなか交流館で開かれている。子どもたちの個性や感性が表現された作品が並ぶ。17日まで。

 町教委が展開する「おながわ放課後楽校」の利用者を中心に、3年生以上の23人の作品を展示。「努力」「光」「叶」など、子どもたちが1~2文字で今の気持ちを表現した。

 桜梅桃李会は東日本大震災後、石巻地方や南三陸町などへの支援を展開する兵庫県三木市の森田和彦さんが代表を務める任意団体。女川町では街中に置いた本箱から誰でも自由に本を借りられる「リトル・フリー・ライブラリー」事業などでも協力する。

 書道作品展は昨年始まった。町教委や町の放課後施設「女川向学館」が協力。児童に夢や古里への気持ちを文字で表現し、豊かな情操を養い、書への関心を高めてもらう。

 最高賞には6年三浦愛莉さんの「初心」が選ばれた。学年ごとに会長賞も選出した。表彰式は15日、交流館で開かれる。三浦さんは「一角一角、力の入れ方に注意してうまく書けた。これからもきれいだと思える字を書けるように頑張りたい」と喜んだ。

 時間は午前9時~午後9時。作品展は12日に始まった。

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