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茅の輪くぐり安寧祈る 石巻・八雲神社で「夏越の祓」 能登被災地にも思い

ことし下半期の息災を願い、茅の輪をくぐる氏子ら
茅の輪が描かれた数量限定の御朱印

 1年の半分が終わる6月。これまでの汚れをはらい、下半期も健康に過ごせるように祈願する「夏越(なごし)の祓(はらえ)」が15日、石巻市鹿又町浦の八雲神社であり、氏子ら約30人が参加した。

 境内には、かやで作られた高さ約3メートルの「茅(ち)の輪」を設置。氏子らは1人ずつ、心身を清める儀式の茅の輪くぐりをして、無病息災や地域の安寧を祈った。

 茅の輪にはくぐり方があり、まず輪の前に立って社殿に一礼。左足から輪をくぐって左に回り、続いて右足から右回り、左足から左回りと繰り返した後、最後に輪をくぐって拝殿の前に進み、参拝する。

 輪をくぐった松岡敬総代長(73)は「石巻だけでなく、能登地震の被災地にも思いを寄せながらくぐった。災害がなく、みんな幸せに過ごしてほしい」と話した。

 この後は拝殿で神事があった。禰宜(ねぎ)の天野知彦さん(36)は「残りの日々も健康に過ごせるように祈りながら参拝してもらいたい」と話す。

 茅の輪は30日まで設置され、誰でも参拝できる。消しゴムはんこで茅の輪模様を入れた御朱印(書き置きのみ)は今年も、昨年と少し異なる柄で販売する。なくなり次第終了する。

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