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核ごみ文献調査受け入れ「手を挙げる考えない」 女川町議会で町長が答弁

 女川町議会6月定例会は18日、本会議を開き、一般質問を続行した。原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定に向けた文献調査の受け入れを巡り、須田善明町長は「能動的に手を挙げることは考えていない」と答えた。

 町には東北電力女川原発が立地する。九州電力玄海原発がある佐賀県玄海町が5月、調査受け入れを表明したことへの見解を問われ「国全体の問題として議論を広げるために、一石を投じる勇気のいる決断だ」と話した。

 「町として受け入れる考えはあるのか」とただした議員に対し、須田町長は「最終処分の問題を地域の経済施策的側面で考えることは違う。国が向き合い、解決の道筋を見つける問題ではないか」と述べた。

 宮元潔、鈴木良徳の2氏が質問した。議案審議もあり、小型動力ポンプ付き積載車の購入や大沢安住集会所の新築工事請負契約など13件を原案通り可決した。

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