「あかいっ子」未来担うぞ 東松島・赤井小開校150周年記念し式典 地域住民と節目祝う
東松島市赤井小(児童148人)で15日、開校150周年記念式典(記念事業実行委員会主催)があった。全校児童や地域住民ら計約200人が集い、長い歴史に思いをはせながら節目を祝った。
片岡明恵校長は学校の歩みを振り返り「どんなことでも応援してくれる地域の方々のおかげで今がある。これまで紡いできた思いを胸に、未来を担うたくましい『あかいっ子』を育成していく」とあいさつ。同市の渥美巌市長と志小田美弘教育長らが祝辞を述べた。
6年生が和太鼓「赤井いぶき太鼓」の演奏で式典を盛り上げた。実行委からは記念品として、和太鼓で着る法被が贈られた。また、全校児童によるこれまでの学校生活の振り返りや、これからの意気込みを語る時間もあった。
太鼓を演奏した6年佐々木泰雅さん(11)は「節目の年に学校にいられてうれしく感じる。冬になると5年生に太鼓の引き継ぎをするので、残りの時間もしっかり生活する」と話した。
赤井小は全学年が和太鼓の練習に励むほか、地元赤井が生んだ幕末の蘭方医大槻俊斎(1804~62年)に関する学習などに取り組んでいる。この日は学習に協力する支援者3人に感謝状を贈った。
学校は1873年に創立・開校した。今春までの卒業生は5835人。
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