労働災害ゼロへ意識共有 建設業協会石巻支部、「全国週間」前に安全大会
「全国安全週間」(7月1~7日)を前に、県建設業協会石巻支部は25日、石巻市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)で安全大会を開いた。参加者は労働災害ゼロを目指し安全意識を共有した。
石巻地方2市1町の会員企業34社から経営幹部や安全担当ら130人が参加。佐藤昌良支部長は「安全が最優先されることを一人一人が共有し、労災ゼロを目指して職場の安全管理に取り組みましょう」とあいさつした。
石巻労働基準監督署の菅原聡也署長が熱中症対策や自動体外式除細動器(AED)の配置を呼びかけ「労使一体で安全対策を進めてほしい」と強調した。
参加者を代表し、斎藤工業(東松島市)の斎藤直仁代表取締役が「『人命尊重』『安全は何よりも優先する』の基本理念を互いに確認し、安心して働ける労働災害のない職場づくりにまい進する」と安全宣言した。
「危険ゼロの職場づくりをめざして」と題した安全講話や同支部が6月13日に工事現場で実施した安全パトロールの結果報告もあった。
石巻労基署管内では昨年1年間で、建設業の休業4日以上の労働災害が53件発生。前年比で14件増加し、死亡災害は3人だった。
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