特産ホヤの魅力広めよう 石巻でフェス、萌江さん旗振り役 おいしい雑煮も提供
ホヤ料理やステージパフォーマンスなどを楽しめる野外フェス「ほやっほー祭2024」が6月30日、石巻市中央2丁目の市かわまち交流広場を中心に開かれた。「ほやドル」として活動する同市のシンガー・ソングライター萌江さんが実行委員長を務め、特産のホヤをPRした。
開催は昨年に続き2回目。萌江さんの「ほやっほ~」の掛け声でスタートした。萌江さんは「今年は規模を倍にできた。毎年開催し、ホヤをもっと広めていきたい」とあいさつ。今季はホヤが不漁になっている状況も紹介した。
飲食ブースには「ほやご飯」や「ほやバーガー」などを販売する25店舗が出店。市桜坂高の家庭クラブ(9人)は石巻観光協会と共に、文化庁の「100年フード」に認定された「ほや雑煮」を100食限定で提供した。
家族でホヤが好きだという仙台市南光台東中1年の結城頼琉(らいる)さん(13)は「生のホヤも好きだが、ほや雑煮もおいしい。いろんなホヤ料理を食べて、家でも買った生ホヤを味わいたい」と笑顔で話した。
海洋環境の保護につなげようと、飲食物の出店者は箸を提供せず、再生利用できるホタテの割り箸を一膳100円で販売した。
ステージには仙台市の観光PR集団「伊達武将隊」など12組が出演。ホヤ商品を懸けたお笑いコンテストも開き、出演者が思考を凝らしたネタで笑わせていた。北海道倶知安町の雪を使った滑り台や雪だるまの披露などもあり、多彩なイベントが来場者を楽しませた。
関連リンク
- ・ホヤ刺しにピッタリ! 海の町のビール誕生 石巻の醸造所で販売(2024年5月21日)
- ・ノリ養殖に打撃 1、3月の暴風高波被害「資材処分費の援助を」 漁業者、市に要望
- ・4月の標準学力調査、全国平均に近づく 「復習定着など成果」と分析 石巻市教委
- ・北上町女川法印神楽保存会に助成金50万円 後継者育成、評価 明治安田財団
- ・20年ぶりの新紙幣、石巻にも到着 県警「特殊詐欺に注意」