(939)我消ゆるわづかばかりの片陰に/岸本尚毅(1961年~)
夏の昼間の太陽は真上に昇り、全てのものに短く、くっきりとした影を落とします。道沿いの木々や建物によって、道の片側に作られる日陰が片陰です。照り付ける日差しの強さは言うまでもありません。少しでも涼もうと道行く人々は影のある方へと吸い寄せられて行きます。自分自身も同じように片陰へと消えたと詠んでいます…
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