矢本産トウモロコシ、生育良好 石巻青果市場に続々入荷 週明けから最盛期
東松島市矢本産トウモロコシが旬を迎え、同市赤井の石巻青果花き地方卸売市場に続々と入荷している。今年は気温が高く、適度な降雨で生育は良好。例年よりやや早い6月下旬に収穫が始まり、週明けから最盛期になる見込み。
甘みが強く粒が大きい「ゴールドラッシュ」を中心に、生でも食べられる甘さの「味来(みらい)」、「ミルキースイーツ」などイエロー系品種が入荷した。いずれも皮が柔らかく、3~5分でゆで上がる。
矢本は県内有数の産地で、いしのまき農協管内では約20人の農家でつくる「やもととうもろこし生産組合」が例年75トンを生産する。
近年は猛暑による高温障害で1日でも適期を逃すと実がしなびるため、生産者は休みなしの収穫作業に追われている。トウモロコシは収穫から時間がたつごとに甘みや風味が失われる。おいしく食べるには鮮度が重要だという。
担当する阿部智昭主管(56)は「取れたてをその日のうちにゆでて食べるのがベスト。鮮度がいい地場産品が来週から多く流通する」とPRした。
収穫期は石巻地方で8月上旬まで続く。
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