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石巻の景色、「色」テーマに 熊倉ギャラリーで作品展 28日まで

色をテーマにした作品が目を引く絵画展

 石巻市の画家、故熊倉保夫さん(1937~2008年)の7月の作品展「色彩の世界」が、同市南中里4丁目にある専用ギャラリーで開かれている。単色をテーマに描き分けられた石巻の風景の油彩画26点を展示。土日のみの開館で、28日まで。

 日和山から望む北上川と中瀬は、夕焼けの「赤景」、たそがれの「黄景」、夜景の「紫景」など5点があり、異なる個性が目を引く。朝もやの日和大橋を描いた「緑景」や、帆船がえい航される「紫景(サンファン号)」など、豊かな色使いが来場者の関心を集めていた。

 熊倉さんは広告会社「東北プランニング」を経営する傍ら創作にいそしんだ。ギャラリー代表で長男の一徳さん(58)は「色で心情を表現したかったのではないか」と説明する。

 入場無料。午前10時~午後4時。ギャラリーは南中里4丁目6の6。連絡先は東北プランニング0225(95)0352。

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