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全国高校野球宮城大会・2回戦 石巻、1―0で逃げ切り

〔仙台城南-石巻〕 得点を許さず、公式戦で初完封した今野

 第106回全国高校野球選手権宮城大会は13日、仙台市民球場など県内3会場で、2回戦8試合を実施した。石巻は第2シードの仙台城南と同球場で対戦し、1-0で勝利。3回戦に駒を進めた。

 石巻の3回戦は15日午後2時から、石巻市民球場である。14日午後2時から仙台市民球場で行われる2回戦、石巻西-仙台東の勝者と戦う。

 石巻西以外の石巻勢の次戦はいずれも2回戦で14日、仙台市民球場で午前9時から石巻工と東北が対戦する。石巻市民球場では午前9時から、日本ウェルネス宮城が小牛田農林と顔を合わせる。

   ◇

石巻主戦今野が完封

■2回戦(仙台市民球場)

仙台城南 000000000-0
石  巻 10000000×-1
(仙)小塚-阿部
(石)今野-千葉虎

【評】石巻は投手戦を制した。主戦の今野は被安打6を許したものの、要所を抑える好投で相手打線に的を絞らせなかった。出塁を許した場面でも打たせて取る内容で逃げ切った。打線は一回、2死三塁の好機に千葉虎が初球から左前に適時打を放ち、先制点を上げた。

<宿敵対決を制す>

 どんな場面も笑顔で力投した2年生の今野。公式戦初完封。「勝ててうれしい。味方を信じて投げ切ることができた」と笑顔を見せた。120キロ台中盤の低めの直球や変化球を使い分け、相手を惑わせた。得点に結びつきそうな場面でも焦らずに投げた。「やりたい投球ができた」と振り返る。

 仙台城南は長年練習試合を続けるライバル校。その実戦経験が大会に生きた。「春の練習試合で勝てていたため、プレッシャーなく投げることができた。ベンチの雰囲気も良かった」と話した。

 次戦に向けては「三振が欲しい場面でしっかり抑え、ゴロでのアウトを増やしていきたい。次もやることは変わらない」と意気込んだ。

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