スマホの上手な使い方を 東松島の小中学生、「未来サミット」で検討
家庭での自由時間が増える夏休みを前に、東松島市内の小中学生がデジタルメディアの健全な使用方法を検討する「子ども未来サミット」(東松島市教委主催)が19日、市コミュニティセンターで開かれた。
市内の学校では、子どもたちが2022年に定めた「デジタルメディア・コントロールチャレンジ」(でめこん)を実践している。平日は1日1時間などとスマートフォンやパソコンの使用時間制限を設定。空いた時間を学習や読書に充て、より良い成長を目指す。
サミットには市内の11小中学校から小学5年から中学3年までの代表児童・生徒43人が参加した。代表者以外は各校の教室で中継動画を視聴した。
代表者は学区ごとに分かれてグループディスカッションを行い、でめこんのさらなる定着に向けた方策を話し合った。「PR動画を製作して関係イベントで上映する」「保護者に周知する」「スマホ以外の楽しみを広める」といった案が出た。
閉会式で、小中学校長会の相沢進会長は「考えた方策を周囲に広めて、でめこんを進めてほしい」と呼びかけた。
サミットは2020年に始まり、今年で5回目。例年は夏休み期間中に開催していたが、効果をより高めようと夏休み前に実施した。
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