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都市対抗野球大会 日本製紙石巻、きょう初戦 九州代表への雪辱期待

 東京ドームで19日に開幕した第95回都市対抗野球大会(公益財団法人日本野球連盟など主催)の出場を決めた日本製紙石巻(石巻市)は23日午後2時から、KMGホールディングス(福岡市)との初戦に臨む。

 チームは東北大会5試合で44得点と高い攻撃力が目立つ。1番で打率5割を記録した小林俊が出塁し、中軸の水野や新人で4番の丹呉らで返したい。下位にも2本塁打を放った佐藤晃が控えるなど、追う展開でも巻き返す力がある。

 投手は主戦秋田、救援の塚本を軸に継投で試合をつくる。試合展開に応じた起用ができるのが強み。

 対するKMGは7年ぶりの本大会出場。先発は最速155キロの直球が武器の主戦木下が有力。打線は予選3試合で計26得点を挙げた。

 選手らは16日に石巻を出発。東京などで練習試合を行い、調整してきた。

 日本製紙は2017年、20年と直近で出場した都市対抗の初戦の相手が九州代表で、いずれも敗れている。伊藤監督が「主導権を握り、相手にプレッシャーをかけたい」と話すように、いかに早い回で先制点を取れるかが、鬼門突破の鍵になりそうだ。

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