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土用の丑の日 ウナギ食べて夏乗り切ろう かば焼きの芳香に大勢の客 石巻・割烹滝川

1串ずつ丁寧に焼き上げる阿部社長(奥)ら=24日午前10時15分ごろ

 土用の丑(うし)の日の24日、石巻地方の和食店は朝からウナギのかば焼き作りに追われた。香ばしい匂いに誘われ、大勢の客でにぎわった。

 石巻市中央1丁目の「割烹(かっぽう)滝川」は、阿部司社長(51)と板場主任の鹿野貴典さん(37)が、愛知県や鹿児島県産のウナギに秘伝のたれを付け、炭火でふっくらと焼き上げた。

 24日は店頭販売とテイクアウトのみとし、うなぎ弁当を中心に計600食を用意。熱中症対策のため、店頭での実演販売は見送った。

 ウナギは稚魚の不漁で今年4月、高値が続いていた仕入れ値がさらに高騰した。阿部社長は「経営上は限界だが、地元の人においしく味わってほしいので弁当(2808円)などの料金は据え置いた。栄養を取って厳しい暑さを乗り切ってほしい」と話した。

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