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「市長になったら何したい?」 小中高生と若者が意見交換 石巻市、次期こども計画に反映

ワークショップで意見を発表し合うこども・若者委員

 石巻市は2025年度までに策定する「市こども計画(第3期市子ども未来プラン)」に当事者の考えを反映させようと、子どもや若者による意見交換のワークショップを7月28日、同市穀町の市ささえあいセンターで開いた。参加者は「自分が市長になったら?」などのテーマで理想の地域像を語り合った。

 計画策定に協力する小中高生の「こども委員」と、39歳までの社会人による「若者委員」の計14人が参加した。グループごとに同市の好きなところや困り事、悩み事を用紙に書いて発表。「イベントや祭りが楽しい」「公園がたくさんある」といった長所が挙がった一方、「電車の本数、娯楽施設が少ない」などの指摘もあった。

 発表を踏まえ、各委員は市長の立場で取り組みたいまちづくりの施策を発表。「みんなで芸術ができる場所をつくる」「高校生以下のバス・電車無料化」「安心できる居場所を増やす」など、当事者ならではの発想で意見を交わした。

 こども委員の後藤杏太朗さん(14)=石巻市蛇田中3年=は「サッカーが好きなのでプロの試合を石巻で見られるようにして、スポーツが好きな人を増やしたい」と話した。

 若者委員の阿部真里香さん(24)=団体職員=は「暮らしやすく、子どもを育てたいと思えるまちにするため、若い世代の声を行政に届けたい」と意気込んだ。

 こども・若者委員は市が公募し、小中高生10人と社会人7人が選出された。発表された意見は、18日にも開かれるワークショップで議論した後、参加者が市長や市子ども・子育て会議委員に直接届ける。

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