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石巻川開き祭り、あす開幕 万国旗など商店街彩る 本番ムード盛り上げ

祭りのフラッグや万国旗で彩られた立町大通り

 第101回を迎える石巻川開き祭りが2日、開幕する。陸上パレードなどの舞台となる石巻市立町大通りには祭りのフラッグや吹き流し、万国旗が飾られ、本番に向けムードが高まっている。祭りは4日までで、今年も3日間の開催。目玉の花火大会や孫兵衛船競漕(きょうそう)など多彩に繰り広げる。実行委員会は天候や気温などによるが、約20万人の人出を見込む。

 初日は北上川改修を指揮して郷土発展に貢献した川村孫兵衛の報恩供養祭や、東日本大震災の犠牲者を追悼する流灯などの祭典行事を実施する。

 3日夜の花火大会は100回記念だった昨年と同様、開北橋下流であり、同じ数の約1万6000発を打ち上げ、夜空を彩る。市かわまち交流広場では3、4の両日、ダンスや歌謡ショーなど多彩なステージイベントが開かれる。石巻商工会議所駐車場では3日、昨年に引き続き、こども玉入れ大会が開催され、熱戦が展開される。

 最終日の4日は孫兵衛船競漕の決勝や、旧石巻市内の小学校15校が参加する小学生鼓笛隊パレードなどの陸上パレードがあり、踊り手が「大漁唄(うた)い込み」に合わせて、華麗に踊る大漁踊りで祭りを締めくくる。

 実行委は100回記念の前回27万6000人には届かないものの、震災前並みの人出を予想する。期間中は猛暑が見込まれることから、実行委は「こまめに水分を補給し、長時間、日の当たる場所にとどまらず、日陰に移るなど、熱中症には十分注意してほしい」と呼びかける。

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