移住希望者が関心 PR冊子「ひがまつ暮らし」、3月発行 効果出始める 東松島市
地域おこし協力隊員など他地域からの移住者を増やそうと、東松島市は市の魅力をPRする冊子「ひがまつ暮らし」を製作した。市の産業や観光地、教育などの生活情報を幅広く伝える。3月の発行以来、移住希望者から問い合わせが来るなど効果が出ている。
A4判で16ページ。移住の判断材料にしてもらおうと、学校や公園、企業、医療機関の数などを網羅的にまとめた。市内の協力隊員を紹介するページでは「自然と人の調和」「子どもと暮らしやすい」など、各隊員が移住者の視点で市の魅力を伝える。
地域の飲食店を紹介するページもあり、著名店の一推しメニューや営業時間を一覧できる。野蒜海岸や嵯峨渓などの観光スポットの紹介では、その楽しみ方や利用時間を添えてアピールする。
市は2016年に初めて協力隊員を委嘱し、これまで計36人が務めた。
企画を担当した元協力隊員で市移住コーディネーターの関口雅代さん(48)は「市での暮らしを現実的に想像できるような冊子にした。地域の人にも手に取って喜んでもらえたらうれしい」と話した。
冊子は市役所のほか、仙台市役所、東京都千代田区の「ふるさと回帰支援センター」などで配布している。
関連リンク
- ・石巻、女川が「消滅可能性自治体」に 人口戦略会議2020~50年推計(2024年4月26日)
- ・石巻川開き祭り、あす開幕 万国旗など商店街彩る 本番ムード盛り上げ
- ・「市長になったら何したい?」 小中高生と若者が意見交換 石巻市、次期こども計画に反映
- ・家族の避難予定表を作成 かほく防災記者、石巻で夏期講習
- ・石巻・子どもセンターらいつ、利用登録1万人達成 ゲームなど企画し祝う