(965)どれも口美し晩夏のジャズ一団/金子兜太(1919~2018年)
音を奏でる人々の口元から、晩夏の光に照らされる全体へと映像がズームアウトしていきます。口だけを取り上げて美しいとはなかなか言えません。しかし、サクソフォンを吹く口元、シンガーの歌に合わせて開く唇、弦…
関連リンク
- ・(964)水ばかりのんで汗かくおろかもの/阿部みどり女(1886~1980年)
- ・(963)天上に海のひかりや夏祓(なつはらえ)/大木満里(1949年~)
- ・(962)熊を見し一度を何度でも話す/正木ゆう子(1952年~)
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- ・(960)方舟(はこぶね)になれさうな木の茂りなる/松澤雅世(1953年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。