記録的大雨 秋田・由利本荘市で日本カーシェア協活動 貸し出し車両の寄付募る
一般社団法人日本カーシェアリング協会(石巻市)は2日、記録的大雨に見舞われた秋田県由利本荘市で被災者や支援団体に無償で車の貸し出しを始めた。確保できる台数には限りがあり、協会は東北の各地から貸し出す車両の寄付も募っている。
県由利地域振興局に拠点を構え、11月末まで貸し出しを続ける。乗用車は1カ月単位、軽トラックは最長3日間で何度でも借りられる。秋田市の協会支部を含め約15台を用意し、ニーズを見極めるという。
協会の吉沢武彦代表理事は「車に困っている方や、復旧作業などに必要な団体は気軽に相談してほしい」と語る。協会は現在、能登半島地震の被災地に約400台を配備しており、車の確保が難しい状況という。
寄付できる車には、車検付きや、安全走行できるといった条件がある。貸し出しは事前予約が必要。寄付と予約の連絡先はいずれも協会050(5482)3677。
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