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技能実習生ら、石巻でサッカー交流 地元と4カ国、6チームが熱戦

熱戦を繰り広げるレガルシィ石巻のメンバー(右から2人目)とインドネシア出身の選手

 県内の水産業などを支える外国人技能実習生や語学留学生が交流する機会をつくろうと、石巻市内でスポーツ促進などに取り組む「レガルシィ石巻」は7月28日、7人制サッカーの大会を同市湊地区コミュニティ広場で開いた。地元に加え4カ国の計6チームが出場し、試合を通じて国や言葉の垣根を超えた絆を築いた。

 大会は「ISHINOMAKI SUMMER CUP 2024」と題され、レガルシィ石巻のメンバーでつくるチームに加え、石巻市や仙台市、岩沼市で漁業や水産加工会社に勤めるベトナム、インドネシア、ミャンマー、ネパールの出身者約90人が参加した。

 3チームずつの総当り戦と準決勝トーナメントで勝敗を争い、各チームは優勝を目指して熱戦を繰り広げた。優勝チームや最優秀選手、キーパーにはトロフィーが用意され、上位3チームにはそれぞれ金銀銅のメダルが贈呈された。

 石巻市内の水産加工会社のチーム「ガルーダ」の選手として出場した同市渡波のアルル・ヒダセトさん(25)=インドネシア出身=は「みんなサッカーが好きで、暇があれば毎週のようにやっている。もっと多くの国の人に参加してほしい」と話した。

 大会はレガルシィ石巻の高橋忍代表理事(33)が企画。市内の会社に勤め、フリースタイルフットボールの世界的なプレーヤーとして知られるグエン・ホアイ・ナムさん(44)を通じて各チームに参加を呼びかけた。

 高橋代表理事は「大会をきっかけに横のつながりをつくり、互いに悩みを相談したり、サッカーを楽しんだりして、宮城や石巻に来て良かったと思ってほしい」と語った。

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