閉じる

子どもの思い、共に考えて 女川小中教員合同で研修会

女川小中の教員にあいさつの重要性を語る木村さん(中央)

 施設一体型小中一貫教育校として同じ校舎で学ぶ女川小(児童210人)と女川中(生徒108人)は、教員の指導力向上を目的とした校内研修会を開いた。

 熊谷雅幸校長をはじめ、小中の教員約30人が参加。元石巻専修大教授の木村民男さんが講師となり「不易としての礼節指導~礼儀を重んじようとする子どもや集団の形成」の題で講話を行った。

 木村さんは39歳の時、女川一中に勤務したことを振り返り「生徒一人一人と向き合い、共に成長できた。教員が深い思慮を持ち、子どもが思っていることを一緒に考えてあげてほしい」とアドバイスした。

 講話後は「明るいあいさつのこだまする女川小中にしよう」をテーマにしたグループワークも実施。「大切なこと」「具体例」「身につけるためには」について話し合った。

 8班に分かれて「相手に体を向けて目を見る」「先にあいさつする」「大人が手本を見せる」といった意見を書き出した。

 グループワークを見守った木村さんは「良いあいさつがあると周囲の環境が明るくなる。家庭や地域の協力も得ながら浸透させて、女川小中の良さを他の地域に発信してほしい」と呼びかけた。

 研修会は7月11日にあった。

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ