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灯籠8000個、花火と共演 石巻・和渕で「夏まつり」

河川敷を彩り、来場者を楽しませた灯籠

 石巻市和渕を流れる北上川の河川敷を陸上灯籠の明かりで彩る「和渕夏まつり」が15日、神取橋周辺の和渕水辺の楽校で開かれた。会場は約8000個の灯籠で鮮やかに照らされ、多くの家族連れらでにぎわった。

 東日本大震災の犠牲者や先祖の供養として実施した。河川敷に和紙やセロハンで作った灯籠を並べ、午後6時半ごろに一斉に点灯。赤や青、黄色などのほのかな明かりが一帯を彩った。訪れた人たちは闇夜に浮かぶ温かな灯を眺めたり、写真撮影をしたりして楽しんだ。

 ステージではバンドや和太鼓、サックスなどの演奏が披露された。約30店の出店もにぎわった。家族4人で足を運んだ広渕小1年川田瑚々那さん(6)は「灯籠がいっぱいあってびっくりした。カラフルできれい」と話した。

 終盤には花火の打ち上げもあり、夏の風物詩と灯籠の共演に歓声が上がった。

夜空に打ち上げられた大輪の花火

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