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みんなで輪になり「盆踊り」 事前講習会で練習も 石巻・広渕

住民が輪になって踊った盆踊り

 石巻市広渕地区のイベント「広渕の盆踊り」(実行委員会主催)が14日、市広渕小駐車場で開かれ、地域住民らが夏の思い出をつくった。

 会場には高さ約2メートルのやぐらが組まれ、ちょうちんが夕闇を彩った。浴衣を着た子どもや大人が輪になり、盆踊りを踊った。

 事前の講習会にも参加した広渕小2年三浦瑠夏(るか)さん(8)は「練習から気合を入れていた。腕を大きく回すところがうまくできた」と話した。兄で同小4年駆流(かける)さん(9)は「楽しかった。来年も参加したい」と笑顔だった。

 盆踊りの前には、同地区の伝統芸能「鹿嶋ばやし」を同小児童が披露。盆踊りのコンテストや旅行券が当たるミニ抽選会などもあり、会場はにぎわった。

 地区では従来盆踊りが行われていたが、約30年前に「広渕夏まつり」として内容を変更して開催されてきた。2018年に終了し、19年に実行委員会が盆踊りを復活させた。

 委員長の本田浩さん(51)は「盆踊りを知らない世代にも楽しんでもらい、引き継いでほしい。来年も再来年も開催し、規模を広げていきたい」と語った。

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