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謎と発見の世界、親子100人ワクワク 石巻で「恐竜くん」トークショー 模型作りも体験

ワークショップで翼竜の模型を作る児童ら

 イラストレーターで古生物学者の「恐竜くん」(本名・田中真士さん)によるトークショーとワークショップが17日、石巻市河北総合センターであった。多くの家族連れが参加し、謎と発見に満ちた恐竜の世界について理解を深めた。

 市や市教委などの主催。ワークショップには、市内外から親子合わせて約100人が参加。専用の紙を使った翼竜の模型作りに挑戦した。

 恐竜くんは「翼竜は体が軽く、くちばしは重い」と特徴を解説。参加者は発泡スチロールペーパーにプテラノドンの絵を写し、くちばしにシールを貼るなどして再現度を高めた。

 完成した模型をハサミで切り取り、会場内で飛ばす時間もあった。登米市錦織小3年の千葉心平さん(9)は「翼竜の生態が少しでも分かって良かった。模型も長く飛ばすことができてうれしい」と笑顔だった。

 トークショーの中で恐竜くんは「図鑑に載っているものの中には骨が一部しか見つかっていない恐竜もいる。特徴が近い生き物を参考に想像で描かれていることがある」と説明。

 子どもたちに「誰にでも見つかっていない骨を発見するチャンスがある。このわくわく感を大切にして過ごしてほしい」と呼びかけた。

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