住民も帰省客も、夏を満喫 石巻・渡波で市民祭り 子どもたち、演奏で盛り上げ
石巻市渡波のサン・ファン・バウティスタパークで14日、第41回サン・ファン渡波市民夏まつり(実行委員会主催)が開かれた。子どもたちの演奏や露店巡りなどを楽しむ地域住民や帰省客らでにぎわい、会場は夏の熱気に包まれた。
渡波小鼓笛隊の5、6年生101人は、校歌や男性デュオ「ゆず」の代表曲「栄光の架け橋」を演奏。ステージでは、地元・万石浦小出身のお笑いコンビ「万笑アバンギャルド」が漫才を披露した。
万石浦小マーチングバンド、渡波中と万石浦中の吹奏楽部も出演。渡波獅子風流塾やスコップ三味線グループ「石巻スコッパーズ」などの団体も会場を盛り上げ、夜には約250発の花火がフィナーレを飾った。
祖父母に会うため石巻市を訪れていた埼玉県坂戸市の中学2年生、金井結愛さん(14)は「同世代の吹奏楽やダンスなどさまざまなステージがあって面白い」と楽しんでいた。
実行委の内海優委員長(40)は「帰省してきた家族と一緒に楽しんでもらい、思い出を共有してほしいとの思いで夏まつりを続けている。運営する人たちの高齢化が深刻化しており、中高生や働き盛りの若い人を巻き込みながら規模を縮小せずにやっていきたい」と話した。
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