(977)ゆつくりと鋏落ちたる日の盛/橋本小たか(1974年~)
夏の最も日差しの強い時間帯を日盛(ひざか)りや日(ひ)の盛(さか)りと言います。暑さの極まる晩夏の季語です。日陰のない照り返しの中で、鋏(はさみ)がゆっくりと落ちていきます。緩やかな傾斜で滑り落ちた…
関連リンク
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- ・(974)盆の家虻(あぶ)の翅音(はおと)の親しさも/木附沢麦青(1936~2022年)
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- ・(972)旅終へてよりB面の夏休/黛まどか(1962年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。