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企業版ふるさと納税 太陽生命保険、石巻市に100万円寄付 「震災伝承に役立てて」

斎藤市長(左)に目録を手渡す末次さん(中央)

 T&Dホールディングス傘下の太陽生命保険(東京)は21日、企業版ふるさと納税で石巻市に100万円を寄付した。寄付金は同社の意向に沿い、市内の震災伝承施設の管理運営費などに充てられる。

 同社の武田邦之企画部長と、サステナビリティ推進課の末次めぐみ課長が市役所で、斎藤正美市長に目録を手渡した。武田さんは「当時社内で一番被害が大きかったのが石巻支社だった。実際に震災遺構を見るとぐっと来るものがある。震災伝承活動に役立ててほしい」と話した。

 斎藤市長は「震災を後世に伝えることが使命。防災教育の発信などに活用したい」と感謝状を贈った。

 石巻支社は石巻市穀町にあり、東日本大震災時、一部が浸水するなど被災。震災直後から社屋1階部分を市に提供し、行政の窓口業務の早期再開に協力した。2015年からは、東京の本社ビルで、「いしのまき元気いちば」と石巻応援マルシェ物産展を開催し、復興を支援してきた。

 寄付は顧客や従業員、地域を元気にする社内の「太陽の元気プロジェクト」の一環。地方創生や地域課題に取り組む自治体を応援しようと、企業版ふるさと納税による寄付を本年度開始し、石巻市への寄付が第一号となった。

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