(986)乗機降下みるみるひとは色鳥に/栗林浩(1938年~)
乗機は飛行機のことでしょう。自分の乗っている便が目的地に着き、空港を目指してぐんぐん降りていきます。その時、人々が色鳥に変わったというのです。色鳥は秋に渡り来る小鳥たちのことです。色彩のきれいな鳥が…
関連リンク
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- ・(984)のどおくに五臓ひろがる天の川/杉浦圭祐(1968年~)
- ・(983)鍋底のことさら昏(くら)しあまのがわ/増田まさみ(生年不詳)
- ・(982)風の日の蟷螂肩に来てとまる/篠原温亭(1872~1926年)
- ・(981)ふくしまをわけあふやうに桃を剥(む)く/千葉信子(1930年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。