(988)銀河ゆらぐ立てば絶食の膝頭/若生鷗子(1921~1958年)
作者は脊椎カリエスに苦しみ、闘病の果てに37歳の生涯を閉じた。銀河に圧倒されて病身をよろめかせたとでも言いたげな叙法に、己の病をも自然の諸相と捉えて詩歌とする俳人のすごみがある。「絶食の膝頭」と言っ…
関連リンク
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- ・(984)のどおくに五臓ひろがる天の川/杉浦圭祐(1968年~)
- ・(983)鍋底のことさら昏(くら)しあまのがわ/増田まさみ(生年不詳)