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復興現場で作業体験 石巻工高建築科2年生、大郷町の豪雨被災地見学

防災コミュニティセンターの建築現場を見学する生徒たち

 石巻工高建築科2年の生徒40人が8月23日、2019年の台風19号豪雨で大きな被害を受けた大郷町粕川地区を訪ね、復興事業の現場を見学した。

 4月に着工した防災コミュニティセンターの建築現場では、工事のスケジュールや建物の構造について工事関係者から説明を受けた。

 町の担当者は「防災コミュニティセンターは、復興まちづくりのシンボル的施設として整備を進めている。町に立ち寄った際は工事の進行状況を確かめてほしい」と呼びかけた。

 生徒たちは豪雨時に堤防が決壊した吉田川も視察。センターの建築現場で鉄筋の結束作業を体験する時間もあった。

 今野聖尚(せな)さん(16)は「大きな水害があった地域がきれいになったのは、関係者の尽力があることが分かった。センターが完成し、さらに復興が進んでほしい」と話した。

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