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秋田・山形大雨、復旧支援 石巻の瀬崎組など活動報告

復旧活動の作業経過や留意点について説明し、意見交換した報告会

 7月下旬の記録的な大雨で被害を受けた秋田、山形両県で復旧支援に当たった石巻市などの建設業3社が3日、同市蛇田の国土交通省北上川下流河川事務所で現地での活動を報告した。

 復旧支援は同事務所の要請を受けて実施した。石巻市の瀬崎組は7月26日~8月1日に山形県大蔵村で、ともに加美町の丸か建設と佐藤工務店は7月25~30日に秋田県由利本荘市で、計23人が冠水地帯の排水作業などを行った。

 報告会にはオンラインを含めて約40人が参加。各社の代表者が作業経過や留意点を報告し「広域出動では現地の土地勘がない。通行止めや迂回路(うかいろ)の情報共有が必要だ」などと説明した。

 瀬崎組は6人を派遣し、排水ポンプ車で住宅周辺などの排水に当たったり、道路復旧現場で照明車を稼働させたりした。石巻市内で現地との連絡調整や情報収集を担った山内裕哉さん(46)は「広域派遣では持ち物や確認事項をまとめたマニュアルを作り、スムーズに対応できるようにしている」と述べた。

 同事務所の職員を交えた意見交換もあり、斉藤喜浩所長は「皆さんとの連携が密になるようノウハウを伝えていく必要がある。情報を頂き議論していきたい」と語った。

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