地元商品、月替わりで紹介 石巻・あいのや、のぞみ野店に「応援コーナー」
石巻市を中心に食品スーパーを展開するあいのやが、同市のぞみ野2丁目の石巻のぞみ野店に「じもと応援コーナー」を設け、月替わりで市内の事業者が生産する商品を紹介している。
応援コーナーは、地域密着型のスーパーとして地元事業者が手がける商品をアピールする場を提供しようと企画。集客力のある同店に昨年5月から設置し、毎月1、2社の商品を扱っている。
出品事業者の選定は、同市鹿妻南のデザイン企画会社「ビヨンド」と同市開成の石巻産業創造が連携して毎月、あいのやに提案。新規事業者や小規模事業者を中心に選び、客層の目に留まる商品を陳列する。業者には対面販売を月1、2回してもらう。
9月は、同市前谷地で平飼い卵を生産する「つるじい農園」と、石巻の伝統の味を継承した同市八幡町の「ちゃきん屋和(のどか)」が共同出品している。
平飼い卵は6個入り360円。ちゃきんは5個入り400円。ともに試食したのぞみ野店のスタッフは「卵の黄身がレモン色でおいしい。卵かけごはんがお勧め。ちゃきんはもちもちした食感の薄皮とちょっと塩気があるあんこが特長」とPRする。
応援コーナーは地元商品のファンを増やし、売り上げ増につなげてもらう狙いもある。1カ月の出品期間終了後、継続的な取引につながったケースもあるという。鈴木敏弘店長(44)は「仙台市や登米市からも来店客がある。コーナーを継続し、地元商品の良さを広めていきたい」と話した。
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