議員定数や報酬など議論開始 石巻市議会特別委を設置、2010年9月以来
石巻市議会は、議員定数や報酬の在り方などを検討する議員定数等調査検討特別委員会を設置し、17日に本格的に議論を始めた。人口減少などを踏まえ、現行30の定数の是非などを検討する。
特別委は各会派と無会派の議員8人で構成。設置は2010年9月以来で、前回は14年5月の市議選で定数を34から30に減らした。今回変更があれば来年3月に条例改正案の提案、26年の次期市議選での適用を目指す。
17日は活動案や定数に関する各会派からの意見を聞いた。人口減少を根拠に定数削減へ前向きな意見が目立った一方で、削減数は人口や面積、地域性を踏まえて慎重に検討するべきだとの声が多かった。
各委員は「市政の監視機能を失わず、委員会の審議能力を発揮するため一定程度の人数が必要」「各地域の問題は地域に密着した議員が詳しい。地域柄も考えて検討するべきだ」などと述べた。
委員長を務める西條正昭副議長は「会派内でも話し合ってもらい、みんなが納得いくようにまとめたい。市民の意見を聴く機会も必要だと思う」と話した。
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