人材育成で連携 石巻専修大、東京の私立高と協定 教員派遣や生徒・学生交流
石巻専修大と私立安部学院高(東京)は19日、互いの教育の充実や発展、地域社会に貢献する人材育成を目的とした連携協定を締結した。同大が関東の高校と協定を結ぶのは初めて。
締結式が同大であり、尾池守学長と安部元彦校長が協定書を交わした。協定には、大学からの教員派遣や、生徒と学生の相互の授業参加など5項目を協力事項として盛り込んだ。
尾池学長は「石巻の防災やまちづくりの課題、解決方法を高校生に持ち帰ってもらい、新たな目線で未来を切り開いてほしい」と述べた。
安部校長は「生徒が大学の教授の話を聞くなど石巻について学んだり、同世代と交流したりする機会を持ちたい」と話した。
両校の交流は、同大を運営する学校法人専修大(東京)の校友が同高教員を務めていたことをきっかけに始まった。昨年3月に都内で開かれた同大の公開講座に生徒が参加したほか、今年6月には同大と協定を結ぶ市桜坂高の生徒とオンラインで交流した。
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