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復興の森に彩りを 有志500人、植樹や間伐作業 石巻・南浜祈念公園

協力しながら植樹をする参加者ら

 石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園で23日、石巻復興の森植樹祭2024が開かれた。公益財団法人イオン環境財団が主催。全国から集まったボランティアが協力し、苗木を植えた。

 イオングループの関係者や県、市の職員、地元住民ら約500人が参加。公園内に散らばり、シャベルで土を掘り、ハマナスやハンノキなど5種類計約1400本を丁寧に植えた。今回は過去に植えた場所で木々の成長を促すため、枝打ちや間伐も行った。

 家族3人で訪れた聖ドミニコ学院小3年の平塚陽己さん(9)=仙台市=は「石巻は来るのが初めてなので、大きくなっているか来年も来て確認したい」と話した。

 イオン環境財団の山本百合子専務理事は「祈念公園がある南浜地区はもともと住宅街だった場所。東日本大震災で悲しいことがあった所というイメージにはしたくない。復興だけでなく、地球環境の大切も伝えていきたい」と語った。

 植樹祭は2017年に始まり、これまでに4万本以上を植えた。財団は19年から参加。海岸防災林と環境学習ができる森作りを目指し、28年まで活動を継続する。

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