石巻市議会9月定例会、閉会 自主防災組織の設置59.2%、市が状況説明
石巻市議会9月定例会は26日、本会議を開いた。7億4429万円を減額する2024年度一般会計補正予算(累計741億6987万円)など17件を原案通り可決、23年度決算3件を認定、請願1件を採択、人事案1件に同意し閉会した。
一般質問では各地域の自主防災の状況について取り上げられ、市は自主防災組織の設置状況を説明した。市によると、自治会や町内会など地域自治組織387団体のうち、自主防災組織が設置されているのは4月1日時点で229団体、設置割合は59.2%。
毎年11月の総合防災訓練では昨年度、387団体中、自主防災組織の設置の有無にかかわらず219団体が参加した。各地の実情に応じた防災の在り方について、市総務部は「総合防災訓練では津波や土砂災害など地域によって異なる想定での避難も実施している。出前講座などを利用し、地域ニーズに合った防災について説明し、皆さんと一緒に考えていきたい」とした。
一般質問は楯石光弘、阿部正敏の2氏が登壇した。
追加提案された人権擁護委員は、小松龍哉氏(60)=北上町=の再任と、三浦浩(66)=山下町=、佐々木恵子(62)=小船越=、宇佐美純子(57)=蛇田=、川村瑞隆(57)=鮎川浜=の4氏の新任の推薦に同意した。
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