(1011)命なきものの騒げり野分なか/高澤晶子(1951年~)
「野分(のわき)」は一般的には台風で、秋の暴風のこと。近年の台風は災害級の被害をもたらすものがあり、食料を確保し安全対策をして家にこもる人も多いだろう。そんなとき、暴風雨の野外では何が起こっているの…
関連リンク
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- ・(1009)鉦叩(かねたたき)風に消されてあと打たず/阿部みどり女(1886~1980年)
- ・(1008)愛惜を荷作りせよと虫そぞろ/山中葛子(1937年~)
- ・(1007)秋の風鈴まるで初めて鳴るやうに/遠藤由樹子(1957年~)
- ・(1006)秋雨の闇どつと開く無人駅/桐野晃(1980年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。