(1012)子を産みし分娩室の長き夜/星野沙奈(1997年~)
一年で最も夜が長いのは、実際には冬至のころだが、めっきり夜が長くなったなあという感じを深くするのは、9月、10月だろう。掲句は、お子さんを産んだ人の句と見てもいいが、あるいは医療関係の場で勤める人の…
関連リンク
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- ・(1009)鉦叩(かねたたき)風に消されてあと打たず/阿部みどり女(1886~1980年)
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- ・(1007)秋の風鈴まるで初めて鳴るやうに/遠藤由樹子(1957年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。