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色彩模様いしのまき <赤紫> 零羊崎神社のハギ(石巻市湊)

神社の参道を彩るハギの花。繊細な美しさが秋の訪れを感じさせる

<参道彩り、秋へいざなう>

 長い残暑がようやく落ち着き始めた。石巻市湊牧山の零羊崎(ひつじざき)神社で、ハギの花が見頃を迎えている。「萩」の字の通り、秋を代表する花の一つ。つつましい花びらが参道を飾り、りんとした山の空気と共に四季の移ろいを感じさせている。

 境内にはミヤギノハギやヤマハギなど自生する野生種と10年ほど前に植えた園芸種が計5種、約100株ある。白や薄紫の花も点在するが、社務所周辺の参道は赤紫一色に彩られている。禰宜(ねぎ)の桜谷靖雄さん(46)は「今年の夏も暑かったが例年通りに咲いてくれた。ハギを見ると秋を感じる」と話した。見頃は来週末まで続くという。

 年々短く感じる秋。ハギが散ると、牧山は紅葉の季節に向かう。

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