色彩模様いしのまき ＜オレンジ＞　かわまちの夜景（石巻市中央）

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＜川面ゆらゆら、街温かに＞

　川面に映り込んだ明かりが、ゆらゆらと柔らかなオレンジ色に輝く。東日本大震災を経て新たに堤防や観光関連施設が整備された石巻市の北上川沿いは、日暮れとともに昼とは違う雰囲気に包まれる。

　北上川は震災後、無堤だった河口部の両岸計約１５キロに堤防が整備された。中央地区の施設や広場は堤防と一体的に開設され、いしのまき元気いちばやかわまち交流センター内から直接堤防上と行き来できる。

　日没後、同市中瀬の中州から川向かいのいしのまき元気いちば方向を眺める。いちばや交流センター、マンションの窓から漏れる光が周囲を照らし、人々が堤防を散歩したり岸から景色を見詰めたりと思い思いの時間を過ごしていた。