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住民の交流、文化祭で促進 14町内会、550作品並ぶ 石巻・山下

山下地区の住民による多くの作品が並んだ

 石巻市中心部の住民自治組織「山下地区協働のまちづくり協議会」が主催する地区の文化祭が9月28、29両日、同市錦町の山下屋内運動場で開かれた。地区住民による手芸や書道作品約550点が並び、芸術の秋を盛り上げた。

 山下地区16町内会のうち、貞山、田道町など14町内会が参加。絵画やパッチワーク、生け花、手芸のひな人形など幅広い作品を展示した。山下、貞山両小児童が制作した図画や学級新聞も飾られた。

 初日は折り紙教室のほか、10月末で市地域おこし協力隊の任期を終えるお笑い芸人清水狸(ふあん★がーる)さんのステージがあり、大勢の住民らが楽しんだ。

 静物画や刺しゅうを出展した山下2丁目の近藤教子さん(80)は「発表して初めて作品になる。こういうイベントは励みになる」と語った。錦町から足を運んだ主婦(75)は「同級生の作品を見付けて、すごくうれしくなった」と笑顔で話した。

 山下地区のまち協は2014年、旧市内に最初に発足した協議会で、住民たちの交流を図ろうと文化祭を始めた。今年で8回目。

 阿部常男実行委員長(77)は「みんなで手作りで運営している。来年はもっと展示を増やしたい」と語った。

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