石巻市総合防災訓練、来月2日 後発地震を想定 日頃からの備え促す
石巻市は7日の定例記者会見で、11月2日に実施予定の本年度市総合防災訓練について、巨大な後発地震への注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出された想定で実施すると発表した。
訓練前日の1日午後1時に三陸沖で地震が発生し、注意情報が出されたと設定。翌2日、マグニチュード(M)9.1の地震で市内で震度6弱を観測し、大津波警報が発表されたと想定する。
注意情報は、8月に起きた宮崎県沖の日向灘を震源とするM7.1の地震で、気象庁が初めて発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」と同様に、次の地震への備えを促すもの。市は訓練前日の1日、住民に防災メールを送って周知し、実際の発表時にどう対応すべきかを考える機会にしてもらう。
斎藤正美市長は「災害は日頃からの備えが大切。できるだけ多くの皆さんに参加してほしい」と話した。
15日公示、27日投開票の日程が固まった衆院選を巡り、斎藤市長は自身のスタンスについて「あくまで市民党。与野党問わず石巻はお世話になっている。要請があれば応援させてもらう」と述べた。宮城4区の立候補予定者には「地方に活力をもたらす方策を論じ、国の安定と繁栄のための施策を打ち出してほしい」と求めた。
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