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(1020)熟れ葡萄(ぶどう)種見ゆるまで陽(ひ)に透きし/福田甲子雄(1927~2005年)

 作者は葡萄の産地、山梨に暮らしていた。毎年、季節が来ると農園では葡萄が実り、その成長や収穫までを見守ることができたのだろう。小さく硬かった葡萄は成長し、収穫直前の「熟れ葡萄」となり、いま秋の陽に照ら…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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