秋の交通安全運動まとめ　石巻署、人身事故３件増　河北署、シカ衝突事故４件

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　石巻、河北両署は秋の交通安全県民総ぐるみ運動（９月２１～３０日）期間中の交通事故発生状況をまとめた。石巻署管内の人身事故は６件で、前年より３件増えた。重傷が１人、軽傷が６人だった。河北署管内は前年に続き人身事故がゼロだった一方、シカとの衝突事故が４件発生した。

　同署管内の物損事故は１３件で、前年より６件増えた。内訳は車両同士の事故が６件、単独事故は７件で、シカとの衝突事故が単独事故の半数以上を占めた。

　シカとの事故は全て夕方から夜間にかけて発生した。同署が特に注意を呼びかけている石巻市河北地区の釜谷トンネル北側や、同署前から登米市に向かう国道４５号などで３件、県道石巻河北線でも１件あった。いずれもけが人はなかったが、車両は自走できなくなったりヘッドライトが壊れたりした。

　同署の山下哲哉交通課長は「秋は日没がどんどん早くなり、シカの活動時間も増える。先行車や対向車がいない場合はハイビームを活用して視界を広げ、いち早く危険を察知してほしい」と語った。

　石巻署管内の物損事故は８１件で、前年より９件減った。