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下水道の仕組み、楽しく学ぶ 石巻浄化センター、施設開放しイベント

見学会では職員(左)が施設を案内し、下水処理の仕組みを分かりやすく説明した

 下水道施設を一般に開放する「流域下水道まつり」が5日、石巻市蛇田の石巻浄化センターであった。施設の見学会やステージイベント、ゲームなどを通して、多くの家族連れらが楽しく下水道の仕組みを学んだ。

 県と施設の指定管理者アイ・ケー・エス(石巻市)が主催した。見学会は、参加者が24時間稼働する施設内を職員と一緒に回り、下水処理時に活躍する微生物や配管設備などの説明を受けた。汚水の色なども実際に確認した。

 職員はセンターについて「設備が地下にあるため、夏でも気温が一定になっている。きれいな水辺に生息する蛍の育成に最適で、夏には地域の人にお披露目している」と紹介した。

 高圧洗浄車などの乗車体験や、全国のマンホールカードの展示もあった。祖母と弟と訪れた同市中里小4年の阿部葵さん(10)は「マンホールカードに興味があった。見学会は下水処理の仕組みを知ることができて楽しかった」と話した。

 まつりの実行委員長で石巻浄化センター流域管理課の木村凌さん(24)は「センターは水をきれいにすることで、自然環境や生活の衛生面を支えている。住民の皆さんには食べ残しや油などを排水溝に流さず、ごみとして捨てるなど適切な処理をしてほしい」と呼びかけた。

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