護衛艦の雄姿に感激 「港湾感謝祭」にぎわう 乗船見学や海自制服試着も 石巻
石巻港の役割や海上で活躍する船舶などをPRする「港湾感謝祭」(実行委員会主催)が6日、石巻市の石巻港大手埠頭(ふとう)で開かれた。来場者は乗船見学やステージイベントなどを楽しみながら、港や船の設備、機能を学んだ。
埠頭には船2隻が来港し、乗船見学会を開いた。海上自衛隊の護衛艦「せんだい」(全長109メートル、基準排水量2000トン)と、同市の建設業「丸本組」が所有する非航式旋回起重機船「第七十七幸丸」(全長50メートル、総トン数1300トン)。せんだいは能登半島地震の被災地で物資輸送などを担った。大型クレーンを備える幸丸は石巻港を拠点に消波ブロックの据付作業などで活躍する。
来場者は普段は見ることのできない船外設備を写真に収め、船上からの景色も楽しんだ。
両親と訪れた塩釜市の本田煌采(あきと)ちゃん(5)は、休日に港を訪れるほどの船好き。護衛艦が目当てだったといい「乗れて楽しかった。もっとたくさん見たい」と笑顔で話した。
会場には石巻海上保安署や県石巻港湾事務所などがブースを設置。寄港船を紹介するパネルや海自の制服試着のコーナーは多くの来場者でにぎわった。ステージでは海自のラッパ演奏や石巻高書道部のパフォーマンスなどが披露された。
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