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衆院きょう解散 27日投開票の短期決戦 石巻地方3市町の選管、準備急ピッチ

 石破茂首相は9日、衆院を解散する。衆院選は日程が固まってから27日の投開票まで1カ月を切る短期決戦となり、石巻地方3市町の選管は投票所入場券の発送準備や職員配置の検討などを急ぐ。投開票は当初、11月との予想もあったため、前もってイベント日程を変更したり、使用施設の確保に向けた調整を始めたりした自治体もある。

 石巻市選管は日程の見通しが示される前から、投票所や開票所となる施設の予約状況を確認。開票所の市河北総合センターは当日、前日とも空いていたが、投票所に使う集会所などは複数箇所で地域行事が予定されていた。27日投開票の日程判明後、市は施設管理者と調整し、全105カ所を確保した。

 投票所入場券は期日前投票が始まる16日までに各世帯に届くことを目指すが、今回は郵便の配達状況によっては間に合わない地域が出る可能性がある。市選管の担当者は「余裕はないが、淡々と進めるしかない。選管や手伝ってもらう職員の頑張りでカバーしていきたい」と話す。

 「予想より2週間も早かった」。東松島市の渥美巌市長は2日の定例記者会見で明かした。市選管は投開票日を11月10日と見込み、同日予定していた市産業祭を3日に繰り上げていた。

 市選管は衆院選日程が表明された9月30日に準備を開始。候補者の広報パンフレットなどは従来、行政区長が各世帯を回って配るが、今回は新聞販売店に配布を依頼する異例の対応を取った。ポスター掲示板の設置準備などに奔走する担当者は「やるべきことをやるしかない」と気を引き締めた。

 女川町では投開票日の27日、秋の一大行事「おながわ秋の収獲祭2024」が町内で開かれるため、選挙とイベントの準備を並行して進める。町選管の担当者は「イベントは実行委員会が主体なので、急な選挙でも大きな混乱はない」と冷静。「当日は収獲祭の担当課以外の職員で対応する。やることに変わりはない」と語った。

<新人の大林氏、宮城4区出馬>

 れいわ新選組は7日、衆院選の宮城4区に、新人で元岩手県釜石市議の大林正英氏(60)を擁立すると発表した。

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